キネマ・ジャングル

国・年代・ジャンルを問わず、心に響いた作品について呟いてみる映画ブログです。

史上最強の脱獄映画ベスト30!

 こんにちは、キーノです。

 

突然ですが!

『パピヨン』45年ぶりのリメイクが公開された今だからこそやっておきたい。

 

題して

『史上最高の脱獄映画はどれ?ランキング・ベスト30!』

 

というわけで、退屈な前置きは抜きにして早速行きたいと思います。

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Credit:piacinema2

とりあえず2点だけ

  • これまで鑑賞した脱獄モノから30本を選定
  • 「史上最高」と謳いつつ完全なる独断と偏見です

それでは宜しくお願いします!

 

30位 ナイトビジター

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  • ラズロ・ベネディク監督・1970年・イギリス(106分)
  • 復讐鬼と化した囚人が、脱獄不可能とされる監獄から脱け出し、復讐を終えて戻ってくるまでを描く。そして彼の完全犯罪を挫く意外なものとは⁈
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29位 オー・ブラザー!

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  • ジョエル・コーエン監督・2000年・アメリカ(106分)
  • 冒頭、草原の上を駆け逃げる3人の脱獄犯。画面はそれを遠景で映す。突然3人がステンッとこけて草の中に消える。絶妙なユーモア感覚がクセになる一本です。
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28位 兵隊やくざ脱獄

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  • 森一生監督・1966年・日本(86分)
  • 囚人の勝新が威張ってる看守をボコボコに返討ちするこの面白さ。クールな上官&荒くれ勝さんの凸凹コンビが繰り広げる脱獄映画。
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27位 バンディッツ(2001)

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  • バリー・レヴィンソン監督・2001年・アメリカ(123分)
  • 脱獄シーンはちょこっとですが、見事な犯罪マジックで警察を出し抜くシーンは面白し!男女三角関係モノとしてもイカしてます。
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26位 デモリションマン

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  • マルコ・ブランミッラ監督・1993年・アメリカ(115分)
  • 30年間、冷凍収監されていた凶悪犯罪者が脱獄した。しかし未来の警察は平和ボケして役立たず。捕まえられるのは同じく冷凍保存されていた荒くれ刑事スタローンだけ。思い切り楽しい!いう感じですね。
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25位 夜の人々

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  • ニコラス・レイ監督・1948年・アメリカ(95分)
  • 脱獄した純朴な青年が出会った寡黙な娘。恋に落ちた2人は手を取り合って逃亡する。20ドルの簡易結婚式を挙げるシーンには思わず目頭が熱くなる。ジム・ジャームッシュ監督のオールタイムベスト10にランクインしています。
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24位 暴走機関車 

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  • アンドレイ・コンチャロフスキー監督・1985年・アメリカ(111分)
  • 脱獄した2人の囚人が乗り込んだ機関車が雪嵐の中、アンストッパブル状態に!原案は日本の巨匠・黒澤明監督
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23位 チャップリンの冒険

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  • チャールズ・チャップリン監督・1917年・アメリカ(23分)
  • 囚人服着て逃げる逃げるチャップリンは安定の面白さ。チャップリンの秘書だった日本人の高野虎市さんが運転手役で出演している貴重な短編。その後、奥さんに怒られて、出演はこの一本のみとなりました。
  • リンク(こちらはWikipediaでサクッと観れます!

 

22位 大脱出

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  • ミカエル・ハフストローム監督・2013年・アメリカ(116分)
  • アクション2大スターが監獄で共演!鉄の独房の中で床のボルトをネジネジするスタローンが妙に印象的。まだ続編が観れてません!
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21位 大いなる幻影

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  • ジャン・ルノワール監督・1937年・フランス(117分)
  • 映画史に残るこの名作もれっきとした脱獄モノ。脱獄用の穴を掘る捕虜兵士が、空気の薄さに窒息するシーンがとてもリアル。
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20位 自由を我等に

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  • ルネ・クレール監督・1931年・フランス(104分)
  • 脱獄を試みた2人の囚人。1人は成功し大金持ちに。1人は失敗し刑期を終えて出所。のちに再会を果たすのだが。お金や地位よりも友情の尊さを描いた名作です。
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19位 網走番外地

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  • 石井 輝男監督・1965年・日本(92分)
  • よりによって一番仲の悪い囚人と手錠で繋がれたまま脱獄した高倉健さん演じる無骨な囚人。警察と雪山でのトロッコチェイスは迫力満点でしたね。
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18位 俺たちは天使じゃない(1989) 

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  • ニール・ジョーダン監督・1989年・アメリカ(120分)
  • 脱獄中の2人がひょんな事から高名な神父に間違われた!村人にバレないよう、神父を巧みに演じる2人だが。ショーン・ペンの感動的な説教は忘れられない名シーンです。
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17位 アルカトラズからの脱出

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  • ドン・シーゲル監督・1979年・アメリカ(112分)
  • 映画界の生ける伝説イーストウッド御大の有名な脱獄映画。ベッドに仕込んだお手製ダミー人形はお見事!
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16位 ミッドナイト・エクスプレス

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  • アラン・パーカー監督・1978年・アメリカ(121分)
  • 暴力の横行する刑務所で、徐々に精神崩壊していく主人公を描いた名作。自由に向かって駆け抜けるラストに心打たれますね。
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15位 脱獄広島殺人囚 

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  • 中島 貞夫監督・1974年・日本(97分)
  • 「何度捕まっても必ず出る!」とにかく懲りずに脱獄しまくる松方弘樹さんがイカしてる。最後の方、懲役200年くらいになってた気が。脱獄を存分に堪能できる一本。
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14位 大脱獄(日本)

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  • 石井 輝男監督・1975年・日本(91分)
  • 高倉健&菅原文太という豪華な脱獄タッグが観られるだけで満足というもの。クライマックスは列車の中でのド派手な銃撃戦に昇華する。田中邦衛の悪役っぷりも必見です。
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13位 ウェドロック 

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  • ルイス・ティーグ監督・1991年・アメリカ(101分)
  • 意外なるかな、これがズバ抜けて面白い!首に付けられた装置はペアの人と90m以上離れると爆破する仕掛け。しかしペアは誰だか分からない。脱獄モノのダークホースです。
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12位 勝利への脱出

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  • ジョン・ヒューストン監督・1981年・アメリカ(117分)
  • 連合軍とドイツ軍がサッカーで激突。その隙に脱出する予定だったが、試合に熱くなっちゃって。ペレ選手など、連合軍のオールスターチームは本作でしか観られない!
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11位 大脱走

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  • ジョン・スタージェス監督・1963年・アメリカ(173分)
  • こちらもオールスター度では負けてません。第二次大戦下、脱獄不可能な収容所から総勢250人で大脱走だ!1.2を争うほど有名な脱獄映画ですね。
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いよいよベスト10!

この10作は脱獄くくりじゃなくても好きな作品ですね。

 

10位 キートンの囚人13号

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Credit:youtube
  • バスター・キートン監督、1920年のアメリカ映画(17分)
  • 僕のご贔屓キートン作品!ゴルフボールが壁に跳ね返って気絶したキートン。その隙に脱獄犯が服を取り替えてしまった!意識を取り戻したキートンは囚人姿に。警察も勘違いして彼を逮捕。しかもその脱獄犯は今日、死刑執行予定の囚人13号だった!
  • こちらはYouTubeで簡単に観れます!
  • youtu.be

 

9位 パピヨン 

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  • フランクリン・J・シャフナー監督・1973年・アメリカ(150分)
  • さあ、現在リメイクが公開されている本作の登場!独房でお腹空きすぎて、地面を這っているムカデを食べるシーン。目に焼き付いてますね。牛乳ビンみたいな眼鏡にC3POのような動きのD・ホフマンも忘れがたい!
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8位 第十七捕虜収容所

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  • ビリー・ワイルダー監督・1953年・アメリカ(120分)
  • 収容所内にいるスパイを探し出し、脱出せよ!巨匠ワイルダー監督の手にかかれば、脱獄モノもここまで愉快痛快な群像劇となる!つまらないシーンが1秒もない!…とは言い過ぎか。
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7位 暴力脱獄

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  • スチュアート・ローゼンバーグ監督・1968年アメリカ(127分)
  • 「弱いけど屈さない。役立たずでも最高の手札になる。」ポール・ニューマン演じる主人公、無気力なようでいて熱く、非力なようでクールな姿が忘れられない感動作です。
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6位 女囚701号さそり 

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  • 伊藤 俊也監督・1972年・日本(87分)
  • 出ましたさそり姐さん!本シリーズはその後いくつも続きますが、この第1作目は最初から最後までクライマックスの面白さ!『愛のむきだし』のさそりさんは、本作のパロディですよね。
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5位 手錠のままの脱獄 

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  • スタンリー・クレイマー監督・1958年・アメリカ(97分)
  • 脱獄に成功した黒人と白人は手錠で繋がれたまま。2人は今にも殺し合いしそうなほどだ。しあし喧嘩や助け合いの中で徐々に仲を深めていく。冒頭とラストにおける「繋がり」という意味の180度の転換は素晴らしい。見返す度に泣いてます。
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4位 抵抗-死刑囚の手記より-  

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  • ロベール・ブレッソン監督・1956年・フランス(101分)
  • 「どこまでもリアルに」はブレッソン監督ならでは。地道にドアを削る手、布を割いて綱をつくる手、とにかく手、手、手のリアリティに参りました。脱獄シーンも手に汗握るリアルさです。
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3位 ショーシャンクの空に

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  • フランク・ダラボン監督・1994年・アメリカ(142分)
  • ショーシャンク刑務所はもはや人生の縮図。権力者・強者・弱者という絶対的なヒエラルキーの存在。その中で自分の信じることを辛抱強くコツコツと続けていく。その末につかんだ大いなる自由。観ている側も天を仰ぎ、思い切り外気を吸って雨水に打たれた気分になります。文句なしの傑作。
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2位 ダウン・バイ・ロー 

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  • ジム・ジャームッシュ監督・1986年・アメリカ(107分)
  • 僕の最も好きなジャームッシュ監督の脱獄モノ!別々の理由で罠にはまり御用となった2人の囚人は同じ監房に容れられる。仲の悪い2人の監房にある日、陽気なイタリア人が入所してきた。この三者のバランスが可笑しくて堪らない。
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1位 穴 

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  • ジャック・ベッケル監督・1960年・フランス(132分)
  • やはり文句なしで一位は『穴』!とにかく脱獄のリアリティが他の作品とは一線を画してますね。というのも本作の話は1947年に起きた実際の事件で、なおかつ脚本を担当したジョゼ・ジョバンニ氏は当時の実行犯。さらに出演者にも実行犯の1人が参加しています。つまり、劇中で観られる脱獄は本物同然なのです。これは絶対、絶対必見ですね。
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という極私的なランキングでしたが、皆さんのお気に入り脱獄映画は何でしょうか?

 

こういうオススメ・ランキングをすると、何か忘れ物をしているような気がして下っ腹がムズムズするのですが。

  

とりあえず新作『パピヨン』を早く観てきます!