ジャッキー映画に継承された傑作喜劇6選
こんにちは、キーノです。
今回はジャッキー・チェン映画に継承された傑作喜劇6選!
ジャッキーは小さな頃から大好きで、人生で初めて憧れた映画人でもあります。
その後、映画を少し観るようになってから、ジャッキーが偉大なコメディアン3人の魂を受け継ぐ者であることを聞き知りました。
三大喜劇人、ズバリ
チャールズ・チャップリン(1889-1997)
バスター・キートン(1895-1966)
ハロルド・ロイド(1893-1971)
です。
今回は、ジャッキーが自作の中で、彼らにオマージュを捧げた喜劇映画を選びました。
(有名なものもありますし、僕の独断と偏見も入っています)
それでは、よろしくお願いします!
まずは『プロジェクトA』にて、オマージュされた3作品から。
1.『モダン・タイムス』
チャールズ・チャップリン監督・主演、1936年・アメリカ・87分
映画史上、屈指の存在であるチャップリンの名作です。
上は、工場で働くチャップリンが、ベルトコンベアに吸い込まれて、ネジのくねくね道を流れていくところ。
これは、時計台の屋根裏でのバトルシーンに受け継がれています。
時計のゼンマイに手錠が絡まったジャッキー、カッコ面白かったですね〜
2.『ロイドの要人無用』
サム・テイラー監督、ハロルド・ロイド主演、1923年・アメリカ・66分
『プロジェクトA』のオマージュと言えば、本作が最も有名です。
上は、ロイド演じる青年が、勤め先の特別キャンペーンにて、壁登りをするシーンになります。
ロイドは、この3年前に撮影中の爆発事故で、右手の親指と人差し指を失いました。
この壁登りも、義指を装着して臨んでいるそうです。
とんでもないプロ根性と身体能力の持ち主だ...
3.『キートンの恋愛三代記』
バスター・キートン監督・主演、1923年・アメリカ・63分
僕が最も愛してやまない喜劇人キートン。
本作のスタントは、控え目に言って、無茶苦茶です。
上は、警官からビルの屋上に逃げたキートンが、向かいのビルにダイブして届かず、真っ逆さまに落ちていくという驚愕のシーン。
ジャッキーが時計台から落ちて、布を突き破って落下するシーンは、本作とほぼ一致。
ただキートンの方が、確実に死に近い落ち方です。
それをストーンフェイスで平然とこなすから、さらに怖い。
以上が、『プロジェクトA』の時計台が捧げたオマージュ三作になります。
ここからは、明確にどの作品のどのシーンというわけではありませんが、ジャッキー映画でよく見かけるスタント三作です。
4.『猛進ロイド』
ハロルド・ロイド主演、1924年・アメリカ・80分
本作は、元祖ラブコメ・アクション映画と呼ばれるほどの傑作。
女性恐怖症の青年が、一目惚れした女性の結婚を阻止するため、あらゆる移動手段を駆使して、式場まで猛進するお話です。
画像は、アクセル全開の電車の上に乗ったロイドが、棒状のパンタグラフに捕まっているシーン。
ジャッキーもよく、バスに傘で捕まったり、道路看板にぶら下がったりしますよね。
5.『キートンの蒸気船』
バスター・キートン主演、1928年・アメリカ・69分
本作もキートンの傑作コメディの一つ。
上は、猛烈な嵐の中を逃げるキートンの頭上から、家の側壁が倒れてくるというシーンです。
ちょうど窓枠の部分が身体を抜いて、無傷で助かるというギャグですが、数センチずれていたら死んでます。
こちらは明確に作品が分かっていて、『プロジェクトA2』に同じようなシーンが登場します。
6.『キートンの探偵学入門』
バスター・キートン主演、1924年・アメリカ・44分
またまたキートンです。
上は、追っ手から逃げるキートンと恋人が、急ブレーキにより河にすっ飛んで、そのまま車がボート代わりになるというシーン。
これを見ると『プロジェクト・イーグル』で、ジャッキーが車をボートにして釣りをするシーンが思い出されます。
おそらくオマージュだと思うのですが、勘違いかもしれません。
というより、ジャッキー映画と三大喜劇人の映画には、似ているシーンが多くて、どれもオマージュに見えてきます。
ジャッキーは、三代喜劇人の笑いやスタントを完璧に咀嚼して、自作の血肉としているのでしょうね。
これからも頑張れ、ジャッキー!
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