はじめましてのオールタイム・ベスト10!
キネマ・ジャングル探検、はじめます!
はじめまして、こんにちは!「キーノ」と申します。
感の良い方はお気づきかもしれませんが、「映画」を意味する言葉「Kino」から名前をいただきました。
映画が好きで好きで、平日に必ず1本、休日には1日4、5本鑑賞したりしています。そのせいか、友達の数はうんと減りましたが…
たくさんの映画に出くわす内にふと気づくことがあります。それは作品の「顔」にそれぞれ違いがあって、とても同じ「映画」には思えないということです。
『駅馬車』のような娯楽傑作から『ノスタルジア』のように静謐な美しさを纏った作品、それから『エル・トポ』のような大胆不敵な衝撃作から『アタック・オブ・ザ・キラートマト』なんて憎めない珍作まで。
とても映画的なリンクは感じられません。
それでも通奏低音として流れているリズムに触れられたとき、「あぁ、映画だ。」と感きわまることがあります。
それが快感で、死ぬまで映画鑑賞はやめられませんね。
密林のごとく生い茂る種々雑多な映画たち。「このカオスな映画世界の中で出くわした作品たちについて思う存分語ってみたい!」
そんな意味を込めて当ブログを「キネマ・ジャングル」と名付けました。これからキネマ・ジャングル冒険記として、心に残った作品をボソボソっと書き残していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします!
これが「ボク」です。はじめましてのオールタイム・ベスト10
とある映画評論家の方がこんなことを話されていました。
「オールタイム・ベスト10は人格表明だ。『自分はこの10本で出来ている!』ことを示す最大の自己紹介である。」
原文ママではありませんが、僕も本当にそう思います。出会った方皆さんに聞いてまわりたいほど、人のオールタイム・ベストを聞くのは至福のコミュニケーションです。
選んだ10本を見ると「ユルくて穏やかな人なのかな」とか「すごい恐い人かもしれないぞ」と毎度のことドキドキします。
そこで今回、自己紹介をかねて簡単ではありますが「僕の10本」をご紹介したいと思います。
「ボク」はこの10本で出来ています!
1.『ストレンジャー・ザン・パラダイス』
ジム・ジャームッシュ監督、1984年のアメリカ映画。人生ベスト作品で、「座右の銘」的な作品です。
2.『黒猫・白猫』
エミール・クストリッツァ監督、1988年の映画。個性豊かなキャラが入り乱れる大騒動に抱腹絶倒です。
3.『愛しのタチアナ』
アキ・カウリスマキ監督、1984年のロードムービー映画。最も好きな監督の1人で、特にこの作品は全編通して好きなシーンしかありません。
4.『つながれたヒバリ』
イジー・メンツェル監督、1990年のチェコスロヴァキア映画。厳しい政治情勢の中で、優しいユーモアと少しの暖かみを求めた人々のお話です。
5.『イン・ザ・スープ』
アレクサンダー・ロックウェル監督、1992年の作品。僕の大好きなスティーヴ・ブシェミが主演!オフビート感溢れる良い作品です。
6.『デカローグⅥ:ある愛に関する物語』
クシシュトフ・キェシロフスキ監督が1989年から1990年にかけて製作した大傑作ドラマ『デカローグ』。その第6話を飾る本作は「のぞき」をテーマに倒錯した愛を描きます。とにかく完璧の一言。
7.『トイ・ストーリー』
言わずと知れたピクサーの大傑作アニメーション、1995年と20年以上も前の作品ですからビックリしますね。僕の人生初映画はおそらく本作です。
8.『キートンの探偵学入門』
サイレント映画時代の喜劇役者バスター・キートン、1924年の作品。主人公が映画の中に入るというファンタジックな展開が最高!
のちのウディ・アレン監督『カイロの紫のバラ』の元ネタですね。
9.『イカれたロミオに泣き虫ジュリエット』
西ドイツが1986年に製作した本作は、1組のカップルが殺人容疑で警察に終われる様を描いた青春ラブコメディ。逃げる足音がタップに変わるリズム感、たまらない!
残念ながら国内ではDVD化されていないですね。
10.『フェリーニのアマルコルド』
イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニ監督、1973年の名作映画。小さな港町リミニに暮らす人々の春夏秋冬を描いたノスタルジア溢れる作品です。
本当に終わってほしくない映画の時間を経験させてもらえます。
長々と失礼いたしました。今後とも「キネマ・ジャングル」をよろしくお願いします!